俺は俺に学ぶ
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」とはよく言ったもので、自分もそれに倣う様に愚か者としての轍を踏むことになってしまった。
東施倣顰などと聞きかじった程度の癖に、高尚な御説を我が物顔で垂れておきながら、実際はごく普通の成人男性を人並みに真似ることすら覚束ない。自分が仮にも大人であるということの自覚すら無く、あろうことか旧友や見ず知らずの社会人に多大なる御迷惑をおかけすることになってしまった。大口を叩きに叩き見得を切りに切った結果、自らの矮小さをつくづく思い知った。根本的な原因としては勿論、自分という人間における、頭の悪さと「ええかっこしい」な性格のためである。が、「飲酒」という行為を観点とした際の今回の起こりとしては、「胃に何も入れずにアルコールを摂取してしまったこと」「自分の限界を見極められず調子に乗ってストレートの焼酎を飲み続けたこと」「初対面の人間と酒を飲む機会が今まで殆ど無かったこと」が挙げられる。これらは全て自分の稚拙さが招いた結果であり、それに関わった全ての人を不快にしてしまった事実は揺らぎようもない。本当に恥ずかしい限りで、もう数日が経つのに気分は悪いままだ。今回の件は運良く(良くは無い)「何かをふいにする」といった結果を齎す事は無かった(もしかすると何かが上手く行っていれば結果的に何かを得る事はあったかもしれない)が、この先の人生に於いて、こんな事で自分の人生を棒に振ることになってしまう蓋然性は確実にある。愚か者以下な自分が確実にすべき事は「自分を律する」ことだと考える。あの時吸いたくもないのに買ってしまった赤マルの空箱は大事に取っておこうと思う
VULFPECK /// Half of the Way (feat. Theo Katzman)
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